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ノートPC購入ガイド

本ページの注意事項
  • 2022年4月時点における情報ですので、最新の情報とは異なる箇所があります。
  • また、杉本個人の意見であり、学院や生協が推奨する内容とは異なる箇所があります。
  • あくまでも参考資料の1つとしてご活用ください。

ノートPCを初めて購入する人へ

そもそもPCは必要か?

学院の授業を受けるにあたって、PCは「必須」です。全学院生が、自分専用のPCを購入してください。

70,000 ~ 100,000円で十分なPCが購入できる

いろいろな製品に目移りすると思いますが、少なくとも高校生が初めて購入するPCで15万円超えはオーバースペックですので、本ページの内容を参考にしながらベストなPCを探してみてください。10万円あれば、十分なスペックのPCが買えます。6万円以下(クーポンや学割を使用していない状態の価格)のPCは買わないでください。

iPadなどのタブレットPCやChromebookは使えません

iPadをはじめとするタブレットPC(OSがWindowsOSかMacOSのどちらでもないもの)では、授業課題をこなせません。また、Chromebookも「Google Chrome OS」という特殊なOSが使われており、こちらも授業課題をこなせません。PCを購入する際は、オペレーティングシステムOSが「WindowsOS」か「MacOS」のどちらかである必要があります。

Macはどうなのか?

Apple社のMacについてはページ後半に詳しく書いていますので、そちらをご覧ください。杉本は、WindowsとMacのどちらでも構わないという意見です。

高校生向けのおすすめPCメーカー

  • Windowsなら「マウスコンピューター」
  • Macなら「Apple」

低価格PCを検討している場合は、この中から選べばOK

下記リンク先は、情報機器を購入する際によく使われる「価格.com」というサイトです。下記リンク先に飛べば、杉本が指定した条件にあてはまるノートPC(80,000円以下)が列挙されますので、低価格PCを望む場合はこの中から選んでおけば基本的に問題ありません。直販サイトへ行き、学割や割引クーポンの有無を確認した上で、購入してください。

スペック用語の説明

OS(Operating System)

主なOSは、Microsoft社のWindowsOSとApple社のmacOSの2種類です。WindowsOSの方が普及率が高くて無難ですが、杉本はmacOSでも構わないという考えです。ChromeOSを搭載したPCは絶対に購入してはいけません。
WindowsOSかmacOSのどちらかを搭載しているPCを買うこと。
ChromeOS搭載PCは、学院では非対応なので買ってはいけない。

画面サイズ

大きく分類して、13~14インチのものと、15~16インチのものが存在します。学校に持ち運ぶことを考慮すると、15~16インチのものは重くて運びづらいため、13~14インチのものをおすすめします。13インチより小さいものは作業領域が狭いため、購入を避けたほうが無難です。
13~14インチPCが好ましいが、15~16インチPCでも可。

画面解像度

画質のことだと考えてしまってOKです。画面解像度の数値が高くなるほど、ディスプレイの細かい表現が可能となります。
フルHD(1920×1080)以上の画面解像度であればOK。

CPU(Central Processing Unit)

CPUの能力が高いほど、処理を素早くできます。広く流通しているのはIntel社製のもので、corei3・corei5・corei7などが存在します。様々な種類のCPUがありますが、CPUの名前よりも、PC発売日の方が重要です。CPUの性能は年々進化しているため、2年以上前に発売されたPCは購入を避けるべきです。例えば、2年前のcorei5より、現在のcorei3のほうが性能が良い、というケースがあります。また、CeleronやPentiumというCPUもありますが、スペックが不安なので避けましょう。
2年以内に発売された8万円以上のPCであれば、だいたい問題なし。
※購入OKのCPU型番:Corei3~i9、Ryzen3~9、Apple社製CPU(すべて2年以内に発売していることが条件)
※購入NGのCPU型番:CoreM、Pentium、Core2Duo、Celeron、Atom、Athlon、他

CPU コア数

コア数が多いほど、同時に多くの処理を行う能力が高いことを示しています(並列計算処理)。主に、 2コア(デュアルコア)、4コア(クアッドコア)、8コアなどが存在します。4コア以上は必要です。
4コア以上は必要。

メモリ

メモリ容量が大きいほど、一度に扱える処理の規模が大きいことを示しています。パソコン選びにおいては重要な項目です。4GB、8GB、16GBなどがありますが、8GB以上あるものを選びたいです。
8GB以上のものを選ぶこと。メモリが8GB以上あると、その他のスペックもだいたい条件を満たすので、メモリはPC選びの際に大事。

ストレージ

記憶装置のことで、パソコンが覚えていられる情報量を意味します。容量が大きいほど、たくさんのデータを保存できます。主に128GB・256GB・512GB・1TBが存在します。どの容量が適切かは、使う人によって大きく異なるため、使用用途に応じた選択が必要です。文章作成が中心な人は128GBでもギリギリOKですが、極力256GB以上の製品を買いましょう。音楽や動画をたくさん扱いたい人は512GB以上必要です。また、SSDとHDDという2種類の形式がありますが、必ずSSDのものを選ぶようにしましょう。
必ずSSDを買うこと。256GB以上あることが望ましい。

GPU(Graphics Processing Unit)

画面に表示する映像を処理するための装置のことです。ほとんどの人は気にしなくて良いですが、すでにパソコンでの映像作成に取り組んだことがあり、今後3Dグラフィックスなどの映像制作に挑戦したい人は、性能のよい物を選んだほうが良いです。大衆向けのPC販売サイトでは、そもそもGPUに関する情報がでてこないことも多いです。

重さ

CPUなどに気を取られてあまり気にしない人も多いですが、実はノートPCにおいては、重さはかなり大事な検討要素です。重いと持ち運びが大変ですので、1.5kg以下のものをできるだけ選びましょう。数年前から、超軽量(0.8kg未満)のノートPCが登場しましたが、そのような製品は骨格が柔らかく、タイピングの時に中央部分がたわんだり、壊れやすいなどのデメリットがある可能性がありますので、軽ければいいというものでもありません。※ただし、Surfaceのようなタブレット型PCは例外です。
できる限り1.5kg以下のものを買うこと。

動作時間

8時間以上のものであれば、とりあえず問題ないと思います。多くのメーカーが8時間以上を目安にパソコンを製造しているため、ほとんどの製品が8時間以上の動作時間を確保できているはずです。メーカーごとに測定方法が異なるため、記載されている数字があてにならないことも多いです。できれば12時間以上は欲しいです。
最低限、8時間以上のものを買う。

Officeソフトウェアの付属

早稲田大学では、無料でOfficeソフトウェアを提供していますので、Officeが付いていないPCを購入してください。Officeが付いていないPCのほうが安いです。

Apple Macについて

結論

Macを購入したい方は、Macを購入して構いません。MacはWindowsと比較すると、直感的で簡単に操作でき、コンピュータの初学者にとっては優しいです。学院のコンピュータルームに設置されているPCはWindowsPCですが、Macを個人購入することで、両方のOSを使えるようになるというメリットもあります。ただし世間一般におけるOSシェア率はWindowsの方が高いので、どちらを購入するかはよく考えてください。

おすすめ機種は「Macbook Air」

Macbook Airの一番安い機種で十分です。本当にこれで十分ですので、Macを検討している人は、この製品を購入することを強くおすすめします。10万円前後(税別)で購入できます。必ず最新モデルを購入してください(Appleのサイトでは常に最新のモデルが販売されています)。

AppleのWebサイトの最下部に、「学生・教職員向けストア トップページ」という項目があります。これをクリックするとAppleの一部の製品が学生価格で安く買えるようになります。

MacはWindowsと比べて汎用性が低いのか?

よく「MacはWindowsよりもできることが少ない」と言われることがあります。例えば、Windowsにしかインストールできないソフトウェアは確かに多く存在します。ただし、それらの現象は一般的な社会生活の環境において発生しているにすぎず、大学における学問・研究領域ではMacとWindowsの勢力はそこまで変わりません。Macでしか行えない処理など、分野によってはMacのほうが適しているケースもあります。WindowsとMacのどちらを買えばいいのかについては、一般的な社会人ならWindowsを購入するほうが良いと思われますが、大学で研究をする目的であれば学問分野によるとしかいえません。したがって、現時点では自分が欲しいと思った方を購入して構いません。